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歯ブラシに除菌は必要?保管方法は?

各務原市にある、大野歯科クリニックです。

歯ブラシは日常の口腔ケアに欠かせないツールです。
しかし、使用を続けるうちに歯垢や食べかすが付着し、細菌が繁殖しやすくなります。
使用後は歯ブラシを水で洗って終わりの方も多いのではないでしょうか。
そのままでは歯ブラシ自体が細菌の温床となり、口腔内の健康を損なう可能性があります。

特に風邪や感染症の後は、歯ブラシの除菌が重要です。清潔な歯ブラシを使うことで、口腔内の健康を保ち、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。そのため、適切な除菌方法を選ぶことが重要です。

▪️歯ブラシを清潔に保つ方法は?

歯ブラシを日常的に清潔に保つための基本的な方法を紹介します。
基本は使用後にしっか
り洗って、必ず乾燥させるということです。歯ブラシが湿ったままでは、ブラシの部分に雑菌が繁殖してしまいます。

1. 流水でしっかり洗う
使用後は歯ブラシを流水でよく洗い、食べかすや歯垢を取り除きます。

2. 水気を切る
洗った後は歯ブラシについた水分を切り、できるだけ早く乾燥させます。

3. 立てて保管する
ブラシ部分を上に向け立てて保管し、通気性を良くして乾燥させます。

4. 個別に保管する
複数の歯ブラシを一緒に保管すると、全ての歯ブラシが細菌に汚染されるリスクが高まります。歯ブラシは個別に保管しましょう。

5. 歯ブラシカバーを使用しない
カバーを使うと湿気がこもり、細菌が繁殖しやすくなります。風通しの良い場所で保管し、しっかり乾燥させましょう。

6. 湿気の少ない場所に保管する
浴室など湿気の多い場所は細菌が繁殖しやすいので、湿気のない場所で保管するのが理想
的です。

7. 定期的に交換する
どれだけ除菌を心がけても、歯ブラシの毛先が開いてきたり摩耗してきたら交換が必要です。一般的には1か月に1回が目安です。

▪️歯ブラシの除菌方法は?

さらに効果的な除菌方法として、定期的に以下のケアを行いましょう。

1. うがい薬やマウスウォッシュに浸す
清潔なコップに水を入れ、イソジンなどのうがい薬をその中に数滴入れて、歯ブラシを浸けます。抗菌作用のあるマウスウォッシュに歯ブラシを数分間浸す方法も効果的です。これにより細菌の繁殖を抑制できます。

2. 日光に当てる
1時間ほど日光(紫外線)に当てることで、完全に乾燥させるとともに、雑菌を除去することが出来ます。毎日できなくても良いので、気が付いたときにぜひ行ってみましょう。

市販されている除菌グッズも有効に活用しましょう!

UV除菌器・・・紫外線を使って細菌を殺菌する専用の歯ブラシ除菌器です。使用後に歯ブラシをセットするだけで簡単に除菌できます。

除菌スプレー・・・抗菌成分を含んだ除菌スプレーを歯ブラシに吹きかけることで、細菌の繁殖を防ぐことができます。

携帯用除菌ケース・・・旅行先などでも歯ブラシを清潔に保つための携帯用除菌ケースも便利です。

その他にもネットなどで紹介されている方法があり、漂白剤に浸ける、熱湯に浸ける、消毒用アルコールに浸ける、電子レンジでチンするなどありますが、
これらのケアは一見良さそうに思えますがが、雑菌に対してはあまり効果がありません。また、熱湯や電子レンジを使うと、歯ブラシが変形するおそれがありますので避けましょう。
歯ブラシの除菌は、日常的なケアと定期的なケアの両方を組み合わせることで、効果的に行うことができます。
清潔な歯ブラシの使用で虫歯や歯周病の予防につながり、全身の健
康を保つことができます。
簡単な手間を惜しまず、歯ブラシを衛生的に保ち、健康な口腔
環境を維持しましょう。