小児矯正はやっても意味がない?
「やらなきゃよかった」は避けたい!
後悔しないための把握しておくポイントとはある?
「小児矯正は意味がないのでは?」
「小児矯正の効果は長続きしないし費用と見合わないのでは?」
「小児矯正やらなきゃよかったって聞いたことがある」
「子供がかわいそうでは?」
という疑問を保護者の方から質問されることがあります。
このような質問があるのは小児矯正は多くの保護者の皆様が子供の将来のために検討して
いただく重要な選択なのですが、正しい理解がまだ世の中に浸透していないことによるも
のだと感じています。
そこで小児歯科矯正をする意味や、後悔しないために知っておくべきポイントを歯科医院
としての知識や経験を元に解説させていただきます。
■小児矯正は本当に意味がないのか?

この疑問に歯科医院の視点から答えると一概に意味がないとは言い切れません。
むしろ意味がある点のほうが多いと感じます。
実際小児矯正は多くの場合、子供の将来の歯並びや咬合の問題を予防して改善するために重要な役割を果たします。
意味や目的は歯並びや咬合の問題を早期に発見し、適切な時期に治療を始めることです。
これにより将来的な複雑な矯正治療の必然を減らし子供の口腔内の健康を保つことができます。
子供の口腔内の健康は身体の発達に大きな影響を及ぼしますので絶対に軽視してはならないポイントです。
正しい咬合は発音、嚙む機能にも影響を与え、子供の自信醸成や社会的なコミュニケーションにも良い影響を及ぼすことが広く知られています。
また、小児矯正は単に容姿的な問題だけでなく子供の全体的な健康、そして幸福に寄与するものであるという意味を理解することが大切になります。
ただ矯正が必要かどうかは個々の子供の状態によっても異なります。
一部の子供には自然な成長と発達によって歯並びが改善される場合があります。
そのため小児矯正を検討する場合は歯科医師による詳細な診断が不可欠です。
■小児矯正には意味がないといわれる理由

小児矯正は意味がないと言われる理由や背景にはいくつかの要因があります。
①矯正後に歯並びが元に戻ってしまうことがあります
これを後戻りといいますが、治療後の保定期間に装置を適切に使用しなかったり成長に伴って顎の変化が起こってしまうことで後戻りすます。
②思ったより矯正治療期間が長くモチベーションが下がってしまう
矯正治療は場合によっては数年かかることがあります。
長期間の治療は子供だけでなく保護者のモチベーションにも影響を及ぼします。
③必要のない抜歯が行われた
矯正治療では抜歯が必要な場合もありますが必要のない抜歯が行われたと感じるケースもあります。
これは抜歯の必要性について不十分な説明や治療計画のミスによるものだと感じられます。
④矯正装置のネジを回すのが大変だった
一部の矯正装置は日々の調整が必要です。
この作業が予想以上に大変だったり痛みを伴うことがあり、子供がかわいそうという思想につながります。
⑤治療を続けているが改善の兆しが見えない
矯正治療を続けても期待したような改善が見られず、そのことで不安や疑問だ生じ矯正治療をしなければよかったという気持ちに繋がります。
⑥数十万の費用がかかり、一時的に経済的負担が生じた
矯正治療は高額な費用がかかり、これが家計に一時的に大きな負担になり後悔の原因にな
ることがあります。
⑥歯磨きが大変、虫歯ができた
矯正治療中は普段の歯磨きが想像以上に困難になります。
虫歯のリスクが高くなり虫歯ができてしまうことで後悔する保護者さんもいらっしゃいます。
⑦子供がかわいそう
歯科矯正治療中の痛みや不便さをみて子供に負担をかけてしまったと感じる保護者の方もいます。
歯科矯正治療を受けるかはそれぞれの子供さんの状況によって異なります。
矯正治療には多くのメリットがありますがデメリットもありますが、デメリットや後悔を避けるためにも治療前に十分な情報を得て歯科医師と相談することが重要です。
また、子供の矯正をしないことにより、ある程度成長してから「あの時矯正しておけば良かった」となるケースもあります。
矯正治療の後悔は事前に把握しておくことで避けられることもありますので歯科医師からの丁寧な説明を求めたり保護者の方がしっかり「リサーチしておくことをおすすめします。
■子供の矯正をやらなきゃよかったとならないために知っておきたいこと

矯正治療を成功させ後悔を避けるためにはいくつかのポイントを理解していただく必要が
あります。
①子供の矯正治療は本人の努力と保護者のサポートが必要不可欠です
矯正治療は子供自身の協力と保護者のサポートが非常に重要です。日々のケアはもちろん定期的な歯科治療・検診への通院が必要になりますのでしっかりとサポートしてあげましょう。
②顎の成長速度や永久歯が生えるタイミングなどには個人差があることを理解する
子供の成長や永久歯の生え方には個人差があります。そのため治療期間に関しては予測が
非常に難しく長期間にわたることがあります。
③保定装置も非常に重要です。
矯正治療後の保定期間は治療の効果を維持するために非常に重要です。
この期間中は歯科医師の指示に従うことで後戻りを防ぐカギとなります。
④抜歯が必要なケースもある
全ての矯正治療で抜歯が必ずしも必要ではありませんが歯並びや顎のバランスを整えるために抜歯が必要になる場合もあります。
抜歯の必要性については歯科医師としっかり相談して決めてください。
⑤支払いが高額である場合分割払いもできます
矯正治療は費用が高額になることが多くあります。
費用の負担を軽減するため支払い方法について確認してください。
⑥何歳から矯正を始めるべきか?
矯正を始める最適な時期は子供の成長や歯の状態によって異なります。
一般的には永久歯が生え始める6歳~7歳頃には矯正を始めることが推奨されています。
ただし3歳児検診の際に不正咬合を指摘されたら矯正を検討しましょう。
▪️まとめ

子供の矯正は多くのメリットがあります。
ただ後悔しないためには適切な情報収集と準備が必要です。
矯正治療を検討する場合は経験豊富な歯科医師と十分に相談をし、わからないことは必ず質問をしてください。子供を一緒に前向きに取り組むことが大切です。