〒509-0126
岐阜県各務原市鵜沼東町2-56-9

BLOG ブログ

小児矯正を始めるベストなタイミングは?

岐阜県各務原市の大野歯科クリニックです。
当院では 矯正治療で、小児矯正と成人矯正を行っております。
それぞれどのような違いがあるのかを、あまり知られていないと思います。
近年、昔に比べるとお子さまが矯正装置を付けているのを見かける事も多くなってきていませんか?
小さいお子様がいらっしゃるご家庭では、子どもの頃から矯正治療を開始すべきか、また、どのタイミングで始めるべきかのご相談が多くあります。

そこで今回は
・小児矯正と成人矯正の違い
・小児矯正は何歳から始められるか
・小児矯正は何歳まで行えるか
︎・小児矯正の始めるタイミング
について分かりやすく解説します。
 
▪️小児矯正と成人矯正の違い


小児矯正と成人矯正では、治療の目的が大きく異なります。
子どもが受ける小児矯正の主な目的は、顎の発育を正常に促すことです。
顎の成長が終わったあとに受ける成人矯正の主な目的は、歯並びの乱れを細かく整えていくことです。
歯科矯正治療といえば、みなさん頭に思い浮かぶ、ワイヤー矯正やマウスピース矯正が、まさに成人矯正なのです。
 
▪️小児矯正は何歳から始められる?



小児矯正を開始する適切なタイミングは、一般的に6歳から10歳頃が目安とされています。
この時期は「混合歯列期」と呼ばれていて、乳歯が永久歯に生え変わる重要な時期です。
永久歯が生えるスペースの確保がしやすく、成長期を利用することで顎の発育を誘導できるので、歯並びや咬み合わせの矯正に有利です。

▪️小児矯正ベストなタイミングは?


お子さんの成長スピード、歯の発育には個人差があります。必ずしも一律にこの時期がベストというわけではありません。
お子さんの歯並び、噛み合わせの状態や顎の成長状況を見極めながら、ひとりひとりに合った適切なタイミングを見つけることが重要です

▪️小児矯正は何歳まで行える?


小児矯正が行えるのは、一般的に12歳頃までといわれています。
この時期は、ほとんどの乳歯が永久歯に生えかわっており、顎の成長も活発なので歯並びや噛み合わせの問題を効果的に改善できる可能性が高まります。

▪️小児矯正だけで終わりじゃない?!


矯正治療が終了すると、保定期間という期間が始まります。
保定期間とは、矯正治療をして綺麗に整えた歯並びを固定していく期間です。
矯正治療で綺麗に整えた歯並びでも、人間の細胞は元々にいた場所が居心地がいいので、戻ろうと働きかけます。
その働きを食い止めるのが、保定期間であり後戻りをさせないためにも大切な期間になります。