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「上唇小帯」について

今回は「上唇小帯」についてのお話です。

上唇小帯とは、上唇をめくったときに裏側の中心から歯茎に伸びている筋のことです。乳幼児期はこの上唇小帯がしっかりと歯茎にくっついているのですが、小学生になるころには顎が成長するため、歯茎の上の方に移動し幅が狭くなっていきます。しかし、その時期になっても上唇小帯が長いままのお子さんもいます。




▪️上唇小帯が長いままだとどんな影響があるの?

1.小帯に触れると痛く、お子さんが歯磨きを嫌がる
ハブラシが小帯に当たると痛いので、歯磨きが嫌になったり、磨き残しが多くなったりすることで、虫歯になるリスクが高くなります

2.すきっ歯になる
上唇小帯が上の前歯の間の歯茎に入り込んだ状態だと、歯と歯の間に隙間を作ってしまうのですきっ歯の原因になります。


▪️上唇小帯は切除したほうがいい?

まず切除を考えるのであれば、前歯が永久歯に生え変わる7歳前後が目安となります。上唇小帯はすきっ歯の原因になるので、状態によっては早めに切ることをおすすめします。歯並びの改善が期待できます。

しかし、上唇小帯を切除したからといって歯並びが必ず良くなるわけではありません。上唇小帯を切除した後、前歯の間の隙間を埋めるための矯正が必要となります。


上唇小帯について気になることがありましたら、歯科医師に相談しましょう!