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指しゃぶりについて

来院される保護者さんのお悩みの多くに『指しゃぶり』があります
「いつまでに指しゃぶりをやめさせたらいいですか?」、「どうやってやめさせたらいいですか?」など、指しゃぶりについて様々なご相談を受けます。



■そもそも指しゃぶりはなぜするのでしょうか。
生まれて間もない赤ちゃんも指しゃぶりをします。新生児の指しゃぶりは原子反射のひとつで、指や口に触れたものを吸うことで母乳やミルクを吸う練習をしています。また口に入れることで形や味、感触を楽しみます。赤ちゃんにとって指しゃぶりとは、楽しいあそびのひとつなのです。
※原子反射(幼児が特有の刺激に対して、中枢神経系によって引き起こされる反射行動)

■1〜3歳頃の指しゃぶりの頻度
1~2歳の幼児期前半には歩くようになることで視野も行動範囲も広がり、さらにおもちゃなどで遊ぶことも増えるので、指しゃぶりをすることがだんだんと減っていきます。それまでの”あそび”としての指しゃぶりは減り、眠い時や手持ち無沙汰な時に指しゃぶりをします。

3歳以降は、幼稚園や保育園に入園するなど友だちと関わって遊ぶ機会が増え、日中指しゃぶりをすることが一気に減ります。眠るときなどに癖で指を口に運ぶことがあるかもれません。



■指しゃぶりはいつまで?
小学校に入学するころには指しゃぶりはほとんど見られなくなります。
指しゃぶりをする・しない、始める時期・しなくなる時期は個人差があります。成長とともに減っていきますが、目安としては2~3歳ごろまでは多くのお子さんが指しゃぶりをしますので、あまり神経質にならず見守りましょう。